花だより

園芸一口メモ 平成29年度

ミニ観葉植物を手軽に楽しもう!(広報あかし:5月1日号掲載)

室内でグリーンを楽しみたいけど、場所がない、大変そう!という方は、ミニ観葉植物を育ててみませんか!コンパクトで手間もかからず、手軽に楽しめます。特に水耕栽培(ハイドロカルチャー)用の用土を使えば、ガラスなどの穴のない容器で育てられるので、テーブルやカウンターに置くことができます。

<用意する物>

*水耕栽培用のミニ観葉植物(パキラ、ドラセナ、テーブルヤシなど)

*穴のない容器(透明なものがおすすめ)

*水耕栽培用の用土(ハイドロボール、カラーサンド、セラミス)

*根腐れ防止剤

<植え付け>

 根腐れ防止剤を器の底に入れ、水耕栽培用の用土にミニ観葉を植えます。

 寄せ植えもできます。

<育て方>

 *置き場:室内の直射日光があたらない明るい場所。

 *水やり:用土が乾いたら(白っぽくなります)用土の1/4程度水を入れます。

パッションフルーツを育ててみよう(広報あかし:7月1日号掲載)

トロピカルフルーツと呼ばれる熱帯の果物は、以前は苗の入手が困難でしたが、最近簡単に手に入れることができるようになりました。

パッションフルーツと聞いて、その植物を思い浮かべるのはちょっと難しいと思いますが、「クダモノトケイソウ」と聞けば、何となく想像できる

方は多いはず。

残念ながら「トケイソウ」には実が付きませんが、果実を食用にするものが「クダモノトケイソウ」でその果実をパッションフルーツといいます。

比較的寒さに強く、よく実が付くので鉢植えで育ててみましょう。

栽培方法

手に入れた苗は、大き目のコンテナに植えつけ、支柱を立てて、あんどん仕立てにします。

用土は川砂を2割ほど混ぜた水はけのよいものを用います。

生育適温は20~30℃。生育期の4~10月は屋外で日光によく当てて育てます。

土が乾いたらたっぷり水をやりますが、開花以降はこまめに水やりします。

花が咲いたら人工授粉してやると実付きがよくなり、受粉後70日ほどで熟してきます。

霜には弱いので冬は早めに室内に取り込みます。

 

 

 

 

人気のクリスマスローズ―来年も咲かせる管理のコツー(広報あかし2月15日号)

花の少ない冬から早春に咲く人気の花、クリスマスローズ。以前は地味な花色が中心でしたが、品種改良が進み、ピンクやイエローなど花色も増え、咲き方もダブル(八重)、セミダブル(半八重)など、多様な品種が楽しめるようになりました。2月は開花株が出回るので、店頭で実際に花を見て購入できます。

 

来年も咲かせる管理のコツ

① 植替え:購入した株は3月中に一回り大きな鉢に水はけの良い用土で植替えます。
② 置き場:秋から春までは日当たりの良い場所に、夏は風通しの良い日陰に置きます。
③ 施肥:春(3月頃)、秋(10月頃)にリン酸分の多い肥料を。
④ 花柄切り:花色があせて緑色になってきたら、花首から切取り、4月中には花柄を下から切りましょう。
⑤ 古葉取り:株もとに残った古い葉は12月末までに切りましょう。

 

 

 

 

春を告げる香りジンチョウゲ ~沈丁花~(広報あかし3月15日号)

甘く上品な香りで春の訪れを知らせてくれるジンチョウゲは、クチナシ、キンモクセイとともに三大香木の1つで外側がピンク、内側が白の手まり状の花を咲かせます。
三大香木の中でも一番遠くまで香りが届くといわれ、その香りには100種類以上の成分が含まれています。その中の「リナロール」という成分が気持ちを落ち着かせる効果があり、香水としても利用されています。
ジンチョウゲに興味を持った方はぜひ栽培してみましょう。

栽培のポイント

・水はけのよい日なたから半日蔭で育てます。
・移植が難しいので場所をよく考えてから植えるようにしましょう。
・水やりは特に必要ありませんが、根が浅いので夏場の乾燥には注意します。
・木の寿命が比較的短く、また突然枯れることがあるので、さし木をして予備を作っておくのがおすすめです。


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