花だより

園芸一口メモ 平成28年度

 

 

プレゼントのアジサイを長く楽しむ!(広報あかし:5月15日号掲載)

母の日のプレゼントとしてすっかり定着したアジサイの鉢花。ピンク、ブルーなど花色も豊富で、花のサイズも大きく華やかになってきました。花を長く楽しみ、来年も咲かすポイントは次のとおりです。

<開花中の管理のポイント!>

  1. 置き場 室内の明るい場所。日当たりが良すぎたり、高温の場所は避けましょう。ラッピングは管理がしにくいので、早めに外します。
  2. 水切れに注意 アジサイの鉢花は株に対して鉢が小さいことが多いので、水切れを起こさないよう、こまめに水やりしましょう。

 

<花後の管理のポイント!>

  1. 花がらを切る 花が終わったら、なるべく早く花がらを切ります。(花から2、3節下の芽の上)
  2. 植え替え 根鉢を少し崩して、一回り以上大きな鉢に植え替えます。(5号→7号鉢程度)
  3. 置き場 屋外の半日程度日が当たる場所。夏場は半日陰の涼しい場所に置きましょう。

 

フレッシュハーブティーを楽しもう(広報あかし:6月15日号掲載)

6月は、ハーブが力強く茎や葉を伸ばす季節です。
庭やベランダで育てているハーブを使って、生のハーブティーを楽しんでみましょう。乾燥したハーブとは違うおいしさが味わえます。
おすすめは、ミントやレモンバーム、タイム、バジルなど数種類をブレンドしたもの。
透き通った美しい緑色とさわやかな香りに心が癒されていきます。
気分をリフレッシュしたいとき、リラックスしたいとき ぜひお試しください。

<フレッシュハーブティーの入れ方>

  1. 摘みたてのハーブ数種類をかるく洗っておきます。
  2. 1人分、手のひらにひとつかみを目安にして、手でちぎりながらポットに入れます。
  3.  

    熱湯をそそぎ、ふたをして5分程蒸らし、カップに注ぎます。

ミント、レモンバーム、タイム

ミント

タイム


レモンバーム

身近に見られるトチノキ。”はな・みど”に見に行こう!(広報あかし:8月15日号掲載)

山地の沢沿いに自生するトチノキですが、手のひらを広げたような大きな葉と巨大なロウソク状の花、そして栗に似た丸い種が愛らしく、公園樹や街路樹として人気があります。
「とち餅なら知ってる!」という方も多いと思いますが、その実は非常にアクが強くそのまま食べることはできません。
花と緑の学習園(通称はな・みど)では、今このトチノキの実を間近で見ることができます。
建物の西側にある10本の樹のうち実がついているのは2本ですが、200個くらいぶら下がっています。
山に行かないとなかなか見ることができないトチノキ。
ぜひ実の付いている姿を見にきてください。

<ちょこっと情報>

パリの並木で有名なマロニエは、西洋トチノキといって近縁種です。

市の木、市の花を知っていますか?(広報あかし:10月1日号掲載)

ヒント:どちらも秋に花が咲きます!


答えは?・・・

【明石市の木=キンモクセイ】

モクセイ科の常緑樹
9月の下旬から10月にかけて、街なかにはキンモクセイの甘い香りがただよいます。香りが有名ですが、オレンジの小花もとてもかわいい形をしているので、近くでじっくり見てみましょう。丈夫で育てやすいので、公園や学校などあちこちで見ることができます。

 

【明石市の花=菊】

キク科の宿根草
明石公園で行われる菊花展でもおなじみですが、秋になるとカラフルで美しい菊の鉢花が店頭にならびます。ポンポン咲きや管(くだ)咲きなどいろいろな形があり、寄せ植えにもお勧めです。開花期間が長いので、11月まで楽しめます。
*今年の菊花展は10月22日(土)から明石公園で開催されます。みごとな大菊や懸崖菊、盆栽仕立てなど、ぜひご覧ください。

ふやして楽しむ“多肉植物”(広報あかし:11月15日号掲載)

最近、多肉植物が人気です。
多肉植物とは、肉厚な葉や茎に水分をたくわえることができる植物の総称ですが、そのユニークな姿や色、質感が魅力で育てる人がふえています。

先日も「多肉植物を家の中で育てたい」という相談がありました。
インテリアプランツとしてのイメージが強いため、室内に置いても育つと誤解されがちですが、元気に育てるには他の植物と同様、日光と風通しが必要です。
肥料はあまり必要としませんが、水はけのよい用土を使って、水やりを控えることが、育て方のポイントです。

 

多肉植物を育てるもうひとつの楽しさが、簡単にふやせること!
平たい器に薄く土を入れ、もぎ取った葉を並べておきます。水やりはせず日陰に置いておくと、やがて小さな芽がでてきます。2cmくらいに育ったら土に植えつけましょう。
お友達がもっている多肉植物の葉っぱを一枚分けてもらったりすると、どんどん多肉たちはふえていきます。

こうしてふやした多肉植物を集めて、植えつけるととてもすてきな寄せ植えができるはず。ぜひ挑戦してみてください。

早春の花木を探しに行こう!(広報あかし:2月1日号掲載)

厳しい寒さが続いていますが、もうすぐ立春。外を見ると早春の花木が咲き始めています。この時期に咲く花木を紹介します。よい香りのする花が多いので、一足早く、春を感じてみませんか?

【ロウバイ(開花期1月~2月)】

蝋細工のような半透明の花弁をもち、芳香があります。花が大きく花芯まで黄色のソシンロウバイが人気です。

 

【マンサク(開花期2月~3月)】

ひも状の独特の形をした花です。名前の由来は樹冠いっぱいに咲く花から「豊年満作」を連想したという説や、早春に「まず咲く」かたついたとも言われています。

 

 

【ウメ(開花期2月~3月)】

清楚で香りもよいウメは古くから親しまれてきました。園芸種も多く様々な品種が育てられています。花色は白・紅・ピンクなどがあります。

 

桜の季節到来 お花見にでかけませんか?(広報あかし:3月15日号掲載)

桜の開花予想が気になるころとなりました。
ひと足早く沖縄のカンヒザクラの開花がニュースになりましたが、そのあと本州のソメイヨシノの開花前線が北上していきます。
全国各地に標本木が指定されていて、その木に5~6輪の花が咲くと「開花した」と言われます。
ところでソメイヨシノは、すべてがクローンであることはご存知でしょうか。
主に接ぎ木で増やされるため、どれも同じ遺伝子を持っています。そのため、同じタイミングで一斉に開花するといわれています。
「春といえば桜、桜といえば花見」というように、日本人は桜が大好きです。
花と緑の学習園がある上ヶ池公園は、桜の名所で、手が届かんばかりの桜のトンネルがそれはみごとです。
ソメイヨシノの他に葉と花が同時に展開するオオシマザクラ、4月中旬からは濃いピンクの八重桜も咲き出します。
西明石にある花と緑の学習園にぜひお花見にお越しください。

                 

 


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